文化昆虫学・小ネタ
<みんなの文化昆虫学的詩シリーズ> 本日は,本ブログの読者Tさんから送られてきた一通の手紙に書かれていた一編の詩を紹介したいと思います.読者Tさんは,昆虫の研究者になりたいのでしょうか?★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★<秘密…
いよいよ春が到来しました. 昆虫愛好家や昆虫学者の方々は,このときを待ちわびていたことでしょう. わたしは,事実上季節とは縁があるようでない文化昆虫学の研究活動にいそがしく,ほどんどフィールドにいけずにいます(さすがに,初蝶は拝みに行きまし…
テントウムシといえば,文化昆虫学の分野において重要な甲虫であり,多くの人々からその存在を好意的にとらえられている.それゆえに,多くの日用品にデザインのモチーフとして使われている. しかし,以下の事例は,テントウムシに対してどのような感情が向…
書籍における昆虫の出現パターンとその役割の解析は,文化昆虫学の分野における一つのトピック(研究手段)である.この場合,多くは文学や絵本,漫画などが研究対象となり,図鑑などの生物学的な教材は通常対象には含まれない.しかし,わたしは,書籍を選…
本研究所では,昆虫(ムシ)たちをモチーフに,ひとびとの創造あるいは妄想によって生み出された昆虫の特徴を有する生き物たちを「妄想昆虫」と呼び,それらを本ブログの「ぼくらの妄想昆虫採集記」において紹介している.さて,今回の記事では「妄想昆虫採…
俳句とは,江戸時代に盛んになった五・七・五の音節から成る日本語の定型詩である.俳句では,主題(季語)に昆虫が比較的よく用いられることもあり,わたしも文化昆虫学の観点から注目している.そのこともあって,当ブログでは昆虫に関連する季語や俳句の…
ギネスブック2000(Guiness World Records 2000)より,何かの基準で世界一を誇るという昆虫をあつめてみた.世界一という言葉は何かとひとびとの心にひびき,結果として大きな関心をうむことがある.しかしながら,一体どれほどのひとに,これらの昆虫のギ…
<釣りと文化昆虫学> 2009年12月6日 高槻の水無瀬というところへ渓流釣りに行ってきた. ここには,自然の河川を利用した釣り堀があり,漁協のひとにアマゴやニジマスを放流してもらい,それらを釣ることができる.大人から小さい子供まで楽しめる場所であ…
(2009/12/10, 19:00頃 - 文章構成を大幅に編集しました:管理者より)<大衆文化昆虫学考シリーズ> 兵隊虫とは,大阪の一部地域におけるツマグロカミキリモドキの俗称である(初宿 2000).そんな兵隊虫ことツマグロカミキリモドキを使った子供遊び「兵隊…
<大衆文化昆虫学考シリーズ> ここでは,大阪におけるツマグロカミキリモドキの俗称「兵隊虫」の語源を説明する仮説のうち,「Soldier beetle直訳語源説」の個人的雑感について述べたいと思う. 「Soldier beetle直訳語源説」について簡単に説明すると,兵…
<大衆文化昆虫学考シリーズ> 兵隊虫とは,大阪の一部地域におけるツマグロカミキリモドキの俗称である(初宿 2000).そんな兵隊虫ことツマグロカミキリモドキを使った子供遊び「兵隊虫勝負」が,ある時期に大阪で流行っていた.それは衛生害虫であるツマ…
<大衆文化昆虫学考シリーズ> みなさんは,「兵隊虫」をご存じであろうか? この名前は関西,それも大阪の一部地域(出身の一部)の方にしか通じないかもしれない.兵隊虫とは,大阪の一部地域におけるツマグロカミキリモドキの俗称である. ツマグロカミキ…
俳句とは,江戸時代に盛んになった五・七・五の音節から成る日本語の定型詩である.俳句では,主題(季語)に昆虫が比較的よく用いられることもあり,わたしも文化昆虫学の観点から注目している.そのこともあって,当ブログでは昆虫に関連する季語や俳句の…
>一般的には,お笑いと昆虫とはつながらないように思う. 「本当か?」 前回,昆虫とお笑い(の文化昆虫学的知見)というテーマで, かつての吉本興業の虫博士ピン芸人(F. Y)と,益子卓郎(U字工事)のすべらない話「とんぼ捕り」を簡単に紹介した(前編 -…
昆虫をネタに笑い話をする漫談師がいたという - F. Y.:かつての吉本興業のピン芸人・虫博士.F. Y.さんは,昆虫の名前などをネタとして披露していたという.残念ながら,2007年に引退してしまったようである(引退されたと言うことで,一応名前はイニシャル…
わたしは,昆虫の中でも甲虫目が一番好きである.甲虫目は生物のなかで最も種類が多く,その形態や生態の多様性も非常に高い.そんな甲虫目のなかには,金属光沢をもつ美しい種類もいて,特にそういう種類は文化的に装飾品や工芸品の材料に使われたりするよ…
「手塚治虫記念館へ行ってきた」 こう書きだすと,いかにも目的をもって行ったように聞こえるかも知れないが,実際にはそうではない.実は,現在着手している報告文(論文)を仕上げる目的で,原稿をもち自転車にのって徒然旅に出たのだった.そして適当な場…